『臨床場面でわかる!くすりの知識』って本が気になるけど役に立つかな?
この記事でわかること!
今回の記事では10年目の現役看護師が看護師におすすめな薬の参考書『臨床場面でわかる!くすりの知識』をご紹介します。
こんにちは!看護師10年目のたま子(@kangoshi_tamako)です!
あなたは十分な根拠を持たずに投薬してはいませんか?
『薬が効かないんだけど、追加しても大丈夫かな…?』
『薬を飲み忘れたんだけど、どうしたらいいだろう…?』
疑問を感じながらも『多分いいよね!』と適当に薬を扱う事はとっても危険!
薬の投薬は一歩間違えると患者さんの命にも危険を及ぼします。
でも『臨床場面でわかる!くすりの知識』を読み込めば大丈夫!
実際のケースに当てはめながら投薬方法や根拠を説明してくれるので…
自信を持って安全な投薬ができるようになります!
挿絵も多く、内容も多すぎないのでとってもわかりやすいんですよ。
看護師におすすめの参考書
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もくじ
『臨床場面でわかる!くすりの知識』ってどんな本?
目次や内容は?
『臨床場面でわかる!くすりの知識』は南江堂から出版されている
看護師のための薬の参考書です。
薬に関する14場面、10ケースを紹介しながら、そこから生まれる62の疑問をもとに臨床に生かせるくすりの知識を解説してくれます。
目次はこちら↓
『臨床場面でわかる!くすりの知識』の目次
【14場面】
- いつ内服するか決める
- 何と一緒に内服するか
- 実際に薬を服用するとき
- 薬の追加・中止を判断する
- 座薬
- 軟膏薬
- 貼付薬
- 点眼薬
- 注射・輸液を準備する
- 配合変化・相互作用に注意する
- 血管外漏出がないか
- 余ったくすり、注射器を処理する
- 経過を観察する
- くすりを保管する
【10のケース】
- 食事をしなくてもてんかん薬は飲ませたほうがいい?
- お酒で薬を内服しても大丈夫?
- 薬を飲んだ後横になっても大丈夫?
- 眠剤を追加内服しても大丈夫?
- 座薬後に排便に行っても大丈夫?
- 抗がん剤投与時の血管痛が改善されない…。
- 高カロリー輸液にビタミン剤はいつ混ぜる?
- トラフ値が知りたい場合いつ採血をすればいい?
- 薬を凍らせてしまったら使えない?
- 麻薬はどうやって扱えばいい?
看護師は薬の効果や副作用、半減期などを詳しく覚える事も必要ですが…
具体的な臨床場面で覚えた事を生かす事ができないって事はないですか?
でも『臨床場面でわかる!くすりの知識』を読めば大丈夫!
実際に看護師がよく遭遇するケースに合わせて解説や説明が書かれてあるので…
するすると頭に入ってきやすいし
学んだ事を即実践に生かす事ができます!
値段は?
『臨床場面でわかる!くすりの知識』の1冊の値段は…
3024円(2800円+税)!
参考書にしては比較的安価ですね!
『臨床場面でわかる!くすりの知識』を現役看護師がレビュー!
実際に私も『臨床場面でわかる!くすりの知識』を購入して熟読しましたので…
『臨床場面でわかる!くすりの知識』のここがおすすめ!というポイントをレビューしていきますね。
イラストや写真が多い
文字ばかりの参考書は見ていて疲れるし頭に入ってきにくいですよね。
でも『臨床場面でわかる!くすりの知識』なら問題ありません。
必要な場面ではイラストや図を添えて説明してくれるので…
わかりやいし覚えやすいんです!
しかも『臨床場面でわかる!くすりの知識』の挿絵はほのぼのしていてかわいいんです♡
こんな感じで↓
ゆるかわいいイラストがいっぱいなので…難しい事が書いてあっても不思議と難しく感じないというマジック(笑)
また、イラストだけではなく実際の写真も掲載されています。
実際のバイヤルやアンプル・輸液の写真が掲載されてあるのでこれも頭に入ってきやすい!
普段よく見ている薬なので『ああこれのことね〜!』と名前だけだとピンとこないものも写真つきだとすぐに記憶と結びつきます。
臨床場面に合わせた内容なのでわかりやすい
他にも薬の参考書を買ったことがあるのですが作用・効果や副作用が羅列されていても全然頭に入ってこないんですよね…
参考書を読んでもいざって場面では『あれ…これ勉強した気がするけど全然思い出せない…』と勉強した事が全然役に立ちません。
でも『臨床場面でわかる!くすりの知識』ではただ知識を羅列してある参考書とは違います…
実際の臨床場面に沿って説明してくれるのでするする覚える事ができる!
本に書かれてある内容は『あ〜これいつも悩むんだよね!』『これが知りたかっんだよね!』と看護師が思うものばかりです。
あなたは普段こんな事に疑問を持ちつつ仕事をしていませんか?↓
- 抗菌薬の飲み忘れにはどう対応したらいい?
- 遮光カバーがあるのとないのとではどのくらい輸液開後の成分に差はあるの?
- くすりに「溶解後は速やかに使用する」って書いてあるけど「速やかに」ってどのくらい?
- 貼付薬を貼る場所はどこでもいいの?
- 点眼薬を指す正しい順番は?
- 経腸栄養剤と一緒にくすりを投与する場合、粉砕してはいけないくすり、カプセルを開封してはいけない薬ってあるの?
…あなたはこの疑問に答える事はできますか?
これは、実際に『臨床場面でわかる!くすりの知識』の中で対応法や根拠が説明されているものです。
こんな風に看護師が日常的に感じる疑問に丁寧に答えてくれるので…
日常的な疑問をスッキリ解消してくれる
んですよね♪
内服薬だけでなく点滴についても勉強できる
『臨床場面でわかる!くすりの知識』で勉強する事ができるのは内服薬についてだけではありません。
点滴についての疑問にも答えてくれます!
点滴って学ぼうと思ったら奥が深いので、難しい参考書が多いですし、看護師の薬の参考書には載っていない事が多いんですよね。
でも『臨床場面でわかる!くすりの知識』では看護師が疑問に感じるポイントに焦点を絞り、点滴薬についても説明してくれています。
例えばこんな感じの事↓
- 抗がん剤投与時に血管痛を訴えたので、ゆっくりな投与速度に変えたけど痛みが止まらない
- 高カロリー輸液にビタミン剤を入れるタイミング
点滴について書かれてある参考書はあまりないので助かります!
内容が多すぎない
また『臨床場面でわかる!くすりの知識』は…
内容が多すぎない
というのもポイントの一つです。
ページ数は全272ページ、本の厚みは約1.5cm↓
一般的な参考書と比べると薄く、内容も少なく感じます。
でも内容が少ないからこそ…
ポイントを絞って確実に覚える事ができます!
あれもこれもと覚えていると結局全部忘れちゃいますからね…ある程度の内容を重点的に覚える方が効率よく暗記する事ができます。
内容が多すぎないので抵抗感なく勉強できるのもポイントです。
『臨床場面でわかる!くすりの知識』使用してみた感想をまとめると…
薬に関する本はたくさんありますが、薬剤師や医師に向けたものが多く看護師にとっては難しい参考書も多いですよね。
私は育休中のブランクを経て看護師として復職する際に薬の参考書を探していましたが…なかなか看護師にぴったりな参考書がなくて悩んでいたんです。
そんな時『臨床場面でわかる!くすりの知識』を見つけて
『探してたのはこれだっ!』
って思いましたね。
『臨床場面でわかる!くすりの知識』は看護師向けに作られた薬の参考書なので、
看護師が知りたい疑問をピンポイントで教えてくれます。
イラストや写真がありわかりやすく内容も多すぎないのでするすると頭に入り楽しみながら勉強する事ができました。
そして…自信を持ってブランクから復帰する事ができたのです。
復職してから勉強した事が自分の身になっている事も実感できました。
実は以前は『なんとなく』で投薬している時もあり不安も多かったんです…今思うとそれってとっても危険ですよね(汗)
でも『臨床場面でわかる!くすりの知識』を読んだおかげで今まで自分が持っていた疑問が解消できたので…
自信を持って投薬する事ができるようになりました!
薬について詳しくなれる!『臨床場面でわかる!くすりの知識』で勉強しよう!
最後に『臨床場面でわかる!くすりの知識』をおすすめするポイントをまとめてみます↓
『臨床場面でわかる!くすりの知識』のまとめ
- イラストや写真が多い
- 臨床場面に合わせた内容なのでわかりやすい
- 内服薬だけでなく点滴についても勉強できる
- 内容が多すぎない
『臨床場面でわかる!くすりの知識』の1番のポイントは…
臨床場面に沿って説明してくれるのでわかりやすい
という点です。
実際に『こんな場面あるある!』というシーンに沿って対応法やその根拠を説明してくれるのでするすると頭に入っていきます。
内容が多すぎずイラストが多いので苦手意識を持たず覚えやすいという点もポイントです。
『臨床場面でわかる!くすりの知識』を読み込むと必ず…
自信を持って投薬する事ができるようになります!
投薬に苦手意識を感じている方は是非一度読んでみてくださいね!
看護師におすすめの参考書
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【新人看護師さんへ】おすすめの本厳選3冊!現役看護師推奨!
勉強したいけど、どの本を買えばいいのかわからない… 新人看護師におすすめの本ってなんだろう? この記事でわかること! 今回の記事では10年目の看護師が新人看護師さんへ《実際使ってよかった看護師の参考書 ...